2023年4月1日から我社の6年目のスタートです。

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世の中は4月1日から2023年度の始まりですが、我社も時を同じくして、6年目の始まりになります。

設立年月日が2018年4月3日でしたので、早5年が経過しました。

ここまで会社を継続できているのも、ひとえに神様のお陰です。

従業員も、体調を崩して仕事を休むことも無く、車やバイクの事故やトラブルもほとんど起きず、健康で怪我無く過ごすことができています。

この5年間は、決して順風満帆ではなく、むしろ、多難の連続でした。

立ち上げ当初から資金不足に陥り、どうしようか路頭に迷いそうになり、精神的に追い込まれました。

銀行から融資を受け、取引先から支援を受けて、何とか継続することができましたが、年間を通じて思い通りに行かず、1年目の業績は赤字でした。

そして2年目は、早々に倒産危機を迎えました。

仕事の受注が全く無い状態に陥り、売上が無い中で従業員の生活のために給与(主に休業手当)を支給し続けたため、会社の現金も底を付きかけました。

真剣に解散を考え、「もう駄目だ」、と思ったその年の7月ころから仕事が入ってくるようになり、ギリギリのところで踏みとどまりましたが、逃げたいくらい精神的に地獄でした。

正直、資金が底を付いた立ち上げ当初より、精神的に相当追い込まれました。

しかしながら、驚いたことに、結果的に2年目の業績は黒字化しました。

倒産危機からの劇的な回復で、今振り返っても奇跡としか思えず、神様のお陰としか言いようがありません。

それ位、V字回復した要因が分かりませんでした。

勿論、この時点では、まだ神様の存在に辿り着いていません。

そして迎えた3年目は、大変業績が良かった年で、従業員にも賞与が出せたほどでした。

4年目は、資金の提供を受けた取引先とトラブルになり(私から仕掛けました。)、資金を返して契約破棄となりました。

その影響もあり、結果的に大幅の赤字となりました。

5年目は、現時点で決算書が完成していませんが、トントンになるのではないかと考えています。

警備会社を経営していますが、果たして我社の状況で5年間運営できる経営者がいるでしょうか。

我社の状況を簡単に説明しますと、私自身を除く従業員数は、1年目と2年目は6人、3年目と4年目は7人、5年目は5人です。※現在も5人です。

人を手配する商売ですから、従業員が一人でも多ければ多いほど、良い業績に繋がります。

勿論、受注バランスとの兼ね合いがありますから、一概に人を増やすことが利益に直結するとは言えませんが、利益を追求するならば人員増加は必要不可欠というわけです。

ですから多くの警備会社が、求人広告を繰り返し出して、人を増やそうと必死になるのです。

警備業は請負とは言われていますが、実態は人材派遣ですから、人を増やして、それ相応の受注を行えば、それだけ利益に繋がるという単純に足し算引き算の世界です。

経営方法がある意味簡単なので、警備会社も腐るほどあるのでしょう。※言葉が悪くてすみません。

勿論、その方法は至極当然のことですし、私も否定するつもりはありません。

つまり、我社の状況では、どう考えても経営が成り立つと思えない経営者が圧倒的でしょう。

しかし現実は、経営が成り立っているのです。

そうでなければ、5年間も運営できません。

なぜでしょうか。

答えは簡単です。

私は神様に頼って経営しているからです。

聖書やRAPTさんの伝えて下さる御言葉の中でも、人間に頼るな、という戒めがあります。

私は信仰を持ってからというもの、営業活動らしい営業活動は一切行っていません。

世間的には仕事を受注するにも、取引先を頼ることや増やすことを一番に考えるでしょう。

しかし私は一切、人を頼って仕事の受注をお願いしたことは無く、ただひたすら神様に仕事が入るように祈っています。

神様に祈るという行為が私の営業活動、と言えるでしょう。

そうすることで、神様が、頼るべき人や受注すべき案件などを教えて下さるのです。

もっと言いますと、捨てるべき人間関係さえ教えて下さいます。

この人何言ってんだろう、と感じる方もいるかもしれませんね。

現実に、このようにして我社は経営が成り立ち、6年目を迎えることができているのです。

周囲の人は、従業員を増やさないのか尋ねてきますが、私は神様から「人を増やして経営しなさい」と言われている気がしませんし、私の思いの中にも、闇雲に人を増やし、烏合の衆を作りたくない思いがありますから、一切求人広告は出していません。

他人の利益を優先したいからです。

他人の利益とは、分かり易く表現すれば、他人の役に立つこと他人に喜んでもらえること、だと思います。

悲しいことですが、この業界に入ってくる人の多くが、警備員を目指して入ってくるわけではありません。

言い方は悪いですが、人生を諦めているような人、悲観的な人、仕事に対していい加減な人、仕事を探す意欲の乏しい人、何もかもを人のせいにするような人、などのように、後ろ向きな人達が圧倒的に多いのが現状です。

実際かく言う私も、警備員になりたくてなったわけではありませんので、他人のことをとやかく言える立場にありません。

ただ私の場合は、警備員という仕事に多少なりとも興味を抱いたことは事実です。

大学生の頃にバイトで始めましたが、それまでは塾でしかバイトをしたことがなく、一度体を使う仕事をしてみたいと思っていました。

偶然にも、死んだ兄が警備員をしていたこともあり、一度経験してみようと考えた次第です。

結果的に20年ほどこの業界でお世話になり、会社の経営者にまでさせていただきました。

警備会社に限らず、会社の経営者になる人達の多くが、様々な欲望を持ち、それらの欲望を叶えるために社長をやっていると言っても過言でないはずです。

しかも、自分の利益に直結する欲望なので、決して良いとは言えません。

いや、むしろ悪いと言えるでしょう。

経営悪化の原因は、おおよそこれらの悪い欲望に起因するからです。

つまり、高給取りになりたい、高級車に乗りたい、異性にもてたい、いい家に住みたい、いい服を着たい、えこひいきしたい、などといった欲望を抱いていると思います。

しかし私には、このいずれの欲望も無いのです。

生活ができる程度の収入で十分、軽自動車で十分、異性は面倒くさい、賃貸マンションで十分、服にお金をかけるならスーツのみ、つまり、社長として仕事をするのに相応しい服装のためには多少のお金はかけるべき、ということです。

だから私がお金をかけているのはスーツだけで、それも自分の給料から購入していますから、会社の経費として、私自身のためにほとんどお金をかけていません。

そういった私の様子も見て、神様が我社を守って下さっているのだろうと思います。

ただ、約10年前の自分は、それこそ欲望の塊でした。

高給取りになりたい、異性と遊びたい、パチンコをしたい、など、とにかくお金を追っていました。

車や住宅、服については、当時から関心はありませんでした。

以前勤務していた会社で役員に就任した頃から、お金を第一に求めることは無くなりました。

今振り返っても、あれほど欲望の塊だった自分が、立場を得た途端にそれらの欲望が無くなった、もしくは薄くなったわけですから、自分でもなぜだか分かりません。※普通、大抵のケースで、立場が人をダメにします。

自分のために生きるより、人の役に立つため、人に喜んでもらうために生きる方が、生き甲斐を感じた、毎日が充実した、というのがあると思います。

それもそのはず、そのこと(他人の利益のために生きること)は、神様の教えに直結することだからです。

倒産寸前の時も、従業員の生活のために会社のお金を使っても、自分のために会社のお金を使うことはありませんでした。

だから、ギリギリのところで神様が守って下さったとしか思えないのです。

実際に、倒産危機から3ヶ月後、以前お世話になった取引先の方から仕事依頼の連絡がありました。

その方とは、1年半もの間、一度も連絡を交わしていませんでしたから、相当に疎遠でした。

当然ながら、仕事を下さいと頼んだことも一度もありませんでした。

だから突然の連絡でした。

しかも、その方からの仕事依頼の内容は、閑散期も心配せずに済む案件だったのです。

今振り返ってみると、閑散期に倒産危機を迎えた我社を救うため、神様が与えて下さったプレゼントと言えるでしょう。

そのように、要所要所で神様が救いの手を差し伸べて下さっていた、ということが言えると思います。

まあ、それを神様のお力だと信じるか信じないかは皆さん次第ですが。

ただ、こんな私でも、思い通りに事が成らないと、神様を恨んで信仰が揺らぐこともあります。

勿論、一時的ですが、神様に頼っても全てが思い通りに行くわけではありません。

しかし、人を頼ると、もっと思い通りに行かなくなります。

一つ言えることは、人を頼ると原則的に借りができてしまいますが、神様を頼っても神様は喜んで対処してくださり、人間のように借りはできません。

実のところ、このことは大きな違いなのです。

皆さんも、人を頼って失敗した経験があるはずです。

人間は、相手に対して救いの手を差し伸べた後で見返り(これが「借り」です。)を求める人が多いですが、神様は神様の言うことを聞いてくれた相手に対して救いの手を差し伸べて下さるので、順番が逆だと言うことです。

先に私たちが神様のために何かして差し上げなければならないということです。

その、神様のために先にして差し上げる何かとは、まさに信仰なのです。

今後も少数精鋭で、神様にすがり神様から構想を受け、従業員のみんなと協力しながら、変な欲を出さず、できることを精一杯取り組んで行こうと思います。

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