今回は自動車です。
2012年の12月に軽自動車を購入して、現在でも安心して乗ることができています。
とある会社で取締役に就任しましたが、それまでは原付バイクに乗っていました。
一会社の役員が原付に乗っているところを、従業員達や取引先の方々が見たら、あまりにもみっともない思いをさせてしまう、かつ、恥ずかしい思いをさせてしまうと考え、自動車を購入しました。
ある意味、見栄張りとも言えるかもしれませんね。
ただ、企業の役員になった多くの人が、軽自動車ではなく、高級感ある自動車に乗るべきだ、いや、乗りたいと願望を抱くでしょう。
ただ私は、当時も現在もそうですが、自動車に対して興味も欲も無いのです。
高級車に乗りたい、スポーツカーに乗りたい、2台3台と所有したい、といった自動車に対する憧れや願望が一切無く、安心して乗ることができ丈夫であれば、どんな自動車でもいいと思っています。
人間と同じで、自動車も中身が大切です。
購入時に販売店の方に依頼した私の条件は、仕事でも私用でも乗れる軽自動車でした。
すると、白のミライースが来ました。
私にとっては、生まれて初めて自分の自動車を持つことができたわけですから、願望や欲望が無いとはいえども、やはり嬉しくて感動したことをよく覚えています。
そして、メンテナンスだけは絶対に怠らないぞ、と決心しました。
つまり、こまめにオイル交換を行うことだけは、絶対に怠ることはしないように努めました。
販売店の方からも、オイル交換さえしっかりやっていれば、長く乗ることができる、とアドバイスをもらったからです。
しかし、オイル交換さえしていれば長く乗れるわけではない、ということが数年後に分かりました。
ちなみに、なぜ自動車が神様から頂いた物と表現しているかと言いますと、20万キロ以上の走行距離があるにもかかわらず、全く不具合が出ないからです。
本当に、購入時と何ら変わらないくらいの感覚なのです。
勿論、何度か不具合を経験したことはありますが、買い替えや、長期の修理といったことを考えなくて済んでいる、というわけです。
では、私の愛車にまつわる出来事を一つお話します。
それは、自動車を購入して5年目(2017年)のゴールデンウィーク明け直後の出来事でした。
急に車のスピードが出なくなったのです。
ゴールデンウィーク中は、実家の宮崎で過ごしていましたが、その道中に不具合を感じることはありませんでした。
40キロくらい速度を出すと、車体がガタガタと揺れて、今にもエンストしそうな感じになったのです。
もしも、高速道路走行中にこのような症状が発生していたら、とんでもないことになっていました。
途中で車を駐車して、JAFを呼んで対応することになっていたでしょうから、大変な目に遭っていたことでしょう。
絶対にパニックになっていたことと思います。
帰省直後の不具合でしたから、少しタイミングが悪かったら、高速道路上で故障していたところでした。
今にして思うと、これも神様に守られていたのではないかと感じるほどです。
一般道で発生した不具合でしたので、本当に助かりました。
当然ですが、私は不安と心配に駆られて、早速販売店の方に連絡しました。
私はタイヤがパンクしたのではないかと思い、その前提で販売店の方に伝えました。
実は、この出来事をきっかけに販売店の方に不信感を抱き、その販売店を利用することをやめました。
その経緯をお話しします。
彼は、私が伝えた症状について、何の回答も与えてくれませんでした。
それどころか、「パンク修理してまた不具合が出たら連絡ください。」と言われました。
それで近くのガソリンスタンドに行って見てもらうと、「後ろのタイヤの空気がけっこう抜けています。」、と店員に言われましたので、これで解決できた、と思っていました。
しかし、少し走行しただけで、また症状が表れました。
つまり、タイヤのパンクや空気漏れではなかったということです。
再度、販売店の方に連絡しましたが、私としては一度見てもらいたくてその方に依頼したのですが、やり取りをしている中で、こう言われました。
「自分たちがディーラーに持っていくと嫌な顔をされるから、直接ディーラーに持って行って見てもらって下さい。」と。
私は『何言ってんだこいつ。』と心の中で思い、怒りが込み上げてきました。
彼は自動車のことを商売にしている自動車の専門家なはずです。
それなのに、私が伝えた症状に対して何の答えもくれることなく、それどころか、自分で修理に持っていくように指示したわけです。
彼の対応を皆さんはどう思いますか。
私は、商売人失格だと思いました。
こんないい加減な人間に自分の愛車を委ねていたのかと思うと、怒りと情けなさが込み上げてきましたが、正直なところ、それよりも一刻も早い解決を望んでいましたので、彼のことなどどうでもいいと思いました。
私は早速、ディーラーに連絡をして、翌日見てもらう段取りをしましたが、流石ディーラーです。
私が伝えた症状から、担当者が「プラグの可能性が高いと思われますので、プラグの交換をしたら症状が無くなると思いますが、それでも直らなかったら預かって調べてみましょう。」と言われました。
すぐに具体的な対応策を教えてもらえて一安心できましたから、すぐにプラグ交換を依頼しました。
私は自動車に対して何の知識もありませんでしたから、プラグの存在すら知らなかったほどです。
結果的にプラグの交換で症状は治まりました。
プラグが原因だったのです。
販売店の彼は、それさえもアドバイスしてくれなかったのです。
知らなかったのか、故意に教えなかったのかは分かりません。
しかも、私が彼に連絡をして、「プラグが原因の可能性が高いということで、直ちに修理を依頼しました。」と伝えると、あろうことか、こう言われました。
「あらあ、私に言ってくれたら安い料金で交換できたのに。」と。
私は怒りより呆れ果ててしまい、話をするのも嫌になりましたし、もう二度とその販売店は使用しない、と決心しました。
と言いますか、プラグの交換すらアドバイスできない人間に、自動車を扱う資格、商売をする資格は無いと私は考えます。
専門家の一番の役割は、顧客に対して安心感を与えることだと考えています。
私は警備会社を経営していますが、やはり取引先には何より、我社を使うことにより安心感を得ていただきたいと考えています。
私の考えは、安心して自動車に乗りたいと思っていますので、正直なところ、高かろうが安かろうがどうでもいいのです。
要は、お金で安心が買えるのならば、修理費等が高くても全然平気なのです。
その販売店では、オイル交換を2,000円で行ってくれますが、ディーラーでは倍の4,000円の価格です。
しかし、きちんと不具合に対する答え、即ち、解決と言う安心感を与えて下さったディーラーの方がはるかに信頼できますし、「お金で安心を買う」という意味は、私にとって、ディーラーの4,000円の方が販売店の2,000円より安い、ということです。
まあ、比べること自体、失礼に値すると思いますが。
更に、その後の車検では、ディーラーから様々な指摘を受けて、修繕費用も含めて、15万円近くかかりました。
つまり、販売店の彼は、自動車のメンテナンスに対して、何もしてくれていなかったということです。
車検代も50,000円~60,000円と安くしてくれていましたが、本当に必要最低限の事しか対応しなかったということでしょう。
従いまして、車検代の50,000円~60,000円も、結果的には高い値段だったと言えるのです。
つまり、安物買いの銭失い、になるということです。
もしも、ずっとその販売店に自動車のメンテナンスを依頼していたら、今頃は廃車になっていたのではないかと思っています。
それ位、その販売店の自動車のメンテナンスの在り方は杜撰だったということです。
私は、この一連の流れ、即ち、ディーラーを使うことになったのも、神様が計らって下さったと感じて、現在でも感謝しています。
お陰様で、現在でも元気に走行しています。
当然ながら近々廃車になることは避けられないでしょうが、必要ならば、神様が再度良い自動車を与えて下さると信じています。
ちなみに、約1年半前に、その販売店の彼とばったり再会したことがありましたが、年甲斐もなく茶髪になっていて、外見が汚らしく、ちょっとしたチンピラ風になっていました。
キリスト教的に表現すれば、外見が人間サタンかのようになっていたということです。
関わらなくなって大正解だったということですね。
販売店の彼と再会した時には私は既に信仰を持っていましたから、神様が私の判断が正しかった、ということを、彼の風貌から示して下さったと思っています。
世の中の人間は、何を得るにしても、とにかく低料金を求めていますから、彼のような商売人でもやっていけるのでしょう。
私自身も、彼のようないい加減な人間にならないように、改めて気を付けるよう悟りました。
これからも、自分の愛車を神様から頂いた賜物と思って大切に扱い、安全運転に努めます。
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